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折れない心を作る

レジリエンス・トレーニングで強い心を

「レジリエンス」とは逆境やストレスが強くかかる場面にいても、それを克服して適応できる心の事を指します。つまりレジリエンスが強い人は過酷な労働条件の中、ハードワークを続けても心が疲弊したり、精神的な疾患にかかったりしない人だといえます。このレジリエンスはもともと生まれつき強さが決まっていると思われていたのですが、実は誰でも持っていて、後天的な訓練で強化を出来る事がわかってきました。今後も社会に出て働く事は基本的に大変で、ストレスを強く感じる事も多いでしょう。その時に、世の中が悪い、会社が悪いと嘆くよりも、自分のレジリエンスを強化してハードワークをしながら元気に生きていきたいと思う人もいるのではないでしょうか。そこでレジリエンスを鍛えるための「3つのステップ」と「7つの技術」をおさらいしていきたいと思います。

「底打ち」をする

まずは「底打ち」について学びます。過酷な状況下にいると強いストレスを感じ、心の中がネガティブな感情であふれてしまいます。そのネガティブな感情を放置しておくとネガティブな感情がさらにネガティブな感情を呼び込むため、心の中が真っ暗になってしまいます。第1の技術として、まず自分の中のネガティブな感情に気づいて、その悪循環の思い込みから抜け出す事を学びます。具体的には自分の心の中にあるネガティブな感情にラベル貼りをして、冷静に自分の心を観察します。第2の技術としてネガティブな感情を呼び込んでしまう自分の中にある思い込みを手なずける事ができるようにします。自分の思考パターンを理解すれば、動揺する事が少なくなります。

「立ち直り」を学ぶ

ネガティブな感情の底打ちをしたら、健全な精神状態に回復するように仕向けます。第3の技術として、自分はやればできると自信を持つ事を学びます。何か困難な状況に陥ったとしても自分なら何とかできると思えれば自信が回復します。第4の技術として、自分の強みを理解し、活用する技術を学びます。24に分けられた強みの中のどれを自分が持っているかを知り、活用する事で物事がスムーズに進むようになります。
第5の技術は友人など助けてくれるサポーターを5人以上持つ事、第6の技術は、感謝の気持ちを強く持つ事です。

「教訓化」して今後に生かす

ここまでのステップを踏んでいくと、ハードワークをこなしても心が疲弊しづらくなっています。するとそのような人は誰からも望まれているので仕事がどんどん集中してきます。しかも中には「無茶ぶり」「丸投げ」のようなひどい仕事も含まれるようになるでしょう。するとどうしても上手く仕事ができない場合が出てきます。
そんな時に第7の技術である教訓化の力を使います。なぜ失敗したのかを教訓として整理して、今後に生かすようにします。そうすると失敗で精神的に落ち込む事も少なくなり、今後同じような状況になった時は失敗をせずに済むようになります。

最終更新日:2015/10/01

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「働く」を楽しむために
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お金を稼ぐ事が目的で仕事をする、それは当たり前の事でしょう。しかし労働条件が厳しく低所得だと分かっていてあえて仕事をする人がいます。例えば介護業界で働いている人はお金が目的だとは思えません。介護の仕事が好きで重要で楽しいから働いてるのでしょう。つまり楽しむ事が目的で仕事をする事を選んだ人達です。仕事を楽しむためには「自主性」「成長」「目的」という要素を含んでいる事が重要になります。もしも仕事が楽しくないと感じている人は自分の仕事にこの要素があるかどうか確認してみましょう。