リラックスを心がける
不安があって当たり前
どんな職場で働いていても不安は付きまとうものです。ましてや過酷な現場で働いている人は不安が大きくなってしまいがちです。「なぜ不安なのだ。私が不安を感じるなんて不公平だし、間違っている」というように考えてしまうといつまでも自分の不安について考えてしまい、ますます不安が大きくなってしまいます。
しかし「ある程度の不安があって当たり前」だと考える事でそれ以上、不安に対して向き合う事を止める事ができます。「生きていれば不安のひとつやふたつはある」と思えればそんなに深刻に考えずに済むはずです。
不安の原因を考えてみる
もしも抱えている不安が大きくて、無視をして生きるのが難しい状況まで追い詰められている場合は、不安と正面から向き合ってみましょう。不安は心の状態で本当に悪い事が起きている状態とは違います。何か悪い予感がする、今後このままだとよくない状況になりそうな気がするという心の動きが不安を生んでいます。
こういう時はひとりで静かな場所でゆっくりと「何が不安を生んでいる要因になっているのか」について思いを巡らせてみましょう。ノートに向かって不安について頭に思い浮かんでいるすべての事を書き記していくのもいいでしょう。そして不安が現実にならないような具体的な解決策がみつかった場合はそれを実行してみましょう。老後のお金の問題が不安の原因でしたら、貯金を始めてみたり、医療保険に入ってみるのもいいでしょう。
また市区町村の高齢者に対するサポート体制などを調べてみるのもいいと思います。掛け金2,000円程度の医療保険に加入するだけですっかり不安が無くなってしまう人もいるかもしれません。
リラックスできる合図を持つ
不安を感じる人は、心の癖がありいつまでもこれから起こりそうな悪い事についてくよくよと考えてしまいます。しかし実際に悪いことが起きた場合はそれはすでに不安ではないので現実的に対処する事ができます。
つまり不安はあくまでも心の中で起きているだけで現実ではないという事を知っておきましょう。そう考えると心の持ちようで不安を無くす事が可能だという事がわかります。簡単に言えば不安な事について考えるから、さらに不安になるので、不安な事について考えるのを止める事が大切です。そのため「自分は不安な事について考えている」と気づけるようになる事が第一段階です。
気づけるようになったら、考えるのを止めるための「自分なりの合図」を作って実践しましょう。代表的なものでいえば「深呼吸」を実践します。不安を感じていると思ったら深呼吸をします。息を吐く、息を吸う、息を吐く、息を吸うという単純な行為に意識を集中させる事で不安から離れリラックスする事ができます。階段をダッシュする、ランニングをする、笑顔を作ってみるなど、自分なりの合図をいくつか試して効果があるものを実践しましょう。
